みなさんこんにちは。

夜空をふと見た時、やけに明るい月だったり、大きく見えたり、また色がいつもと違って見えたり。月の見え方は、季節•場所•時間帯などにより変わりますね。1年のうちもっとも美しく見える日が「中秋の名月」と言われており、2023年の中秋の名月は、9月29日（金）だそうです。今年は満月と重なります。

中秋の名月が「一年でもっとも美しい月」とされる理由は、季節や天体に関係します。まずは、湿気が減り空気が乾燥する季節だから。湿気の多い夏は月は霞んでしまいがちですが、秋は気温が下がり、空気中の水蒸気が減るので、月がくっきりときれいに見えるようです。

そして、月の高さは太陽の逆のため、夏は低く、冬は高くなります。秋は低すぎずの高すぎず地上からちょうど良い高さなので、とても美しい姿を見ることができるのです。

気候としても、残暑が去って夜が涼しくなり、外ですごすのが心地よい時期。さらには、スズムシなど秋の鳴く虫たちのきれいな歌声も聞こえてくるかもしれません。親子で四季を感じる行事としても、お月見はおすすめです。

今年もっとも美しい月が見える時間帯は、東の空に輝き始める19時から南東の空へとのぼっていく21時ごろのようです。晴れるといいですね。